オリジナル朗読CDシリーズ 続 ふしぎ工房症候群 EPISODE.2 「もう誰も愛せない」——小西克幸
原創朗読CD系列 續 不可思議工房 第二章 「再也不能愛上任何人了」——小西克幸
日文臺本聽寫&翻譯:KAEDE
7 運命
そんなある日、仕事の同僚に合コンに誘われた。僕はすぐさま断った。
「ごめん、僕はそいうのが苦手だから。」
同僚は困ったように言った。
「頼むよ!どうしても、一人足りないんだ。相手の中に気になる女性がいて、どうしてもその人に会いたいんだ。俺たち仲間だろう?だから、頼む!なっ?」
拝み倒すように頭を下げる同僚前に、僕はしぶしぶ承諾した。仲間とか言われたら仕方がない。なに、ただの飲み会だっと思えばいい。一次会が終わったら、さっさと帰ればいい。今回は人助けだと思えばいいんだし。
同僚に連れられていたおしゃれなイタリアレストランに、もうメンバーは集合していた。ほとんどが知らない人だっただけに、最初は緊張をしたが、徐々にうつ解け合って、わあわあ盛り上がっていた。僕にとっても、合コンは初めての経験だったし。「まあぁ、これもありかなぁ。」と思い始めた頃。僕にずっと視線を向ける女性の存在に気づいた。かなりの美人だったし、僕も悪い気はしなかったが。席に離れていたダメ、ろくには話が出来なかったから、さほど、気にも留めていなかった。暫らくして、同僚が席替えしようと言い出し、彼女が僕の前に座ることになった。はじめはちょうっとぎこちなかったが、話をするうちに、趣味のことやものの考え方について、いきと思うするようになり。しまいには、僕たちは他の人そっち脱げて、大いに盛り上がった。
相互をするうちに、お開きの時間になり。レストランの出た後は、銘々解散することになった。カップルになった者、結局相手ができなかった者とに別れ。後は自由行動となった時、僕の隣に彼女がいた。僕の手をしっかり握っている。僕も強く握り返した。そして、そのまま夜の街へと消え、一夜を共にした。
ほとんど、一目惚れだった。あれほどまでに臆病だった自分が信じられなかった。きっと運命の出会いだったんだ。そう考えるほかない。世の中にはそんな話はいくらでもある。勿論、自分にそんな事が起こる何って、夢にも想わなかったが。
僕はそう考えると同時に二度あの過ちを繰り返してはいけないと心に固く誓った。そのためにどうすればいいか何って、まるで見当はつかなかったが。そんな思いさえ僕に忘れさせるほど彼女は魅力的だった。
僕は彼女に夢中になった。いつ何時でも一緒にいたい。できればすぐにでも一緒に暮らしたい。そんな思いもあって、僕はできるだけ彼女と一緒に過ごす時間を作るとこに懸命になった。彼女もそれを望んでいた。彼女の愛情はとても純粋に思えた。何があっても一生僕の側にいる。逃げなければならないことが起きたら、一緒に何所へでも着いて行く。例え、僕が犯罪を犯して収監されても、ずっと待っている。表現の仕方は極端だったが、僕はその言葉に胸を打たれ、本当の理解者が現れたとさいえを思った。
確かに仕事が忙しい、でも、いくらだって、都合をつけられるようにすればいい。休みを取る分、もっと時間を有効に使って働ければいい。そして、彼女が望むことなら、何でもしてあげよう。前の彼女にして上げられなかったことを今の彼女にしてあげることで償おう。僕の頭の中は彼女のことでいっばいになった。
7 命運
有一天,同事邀請我去聯誼。我立即回絕了。
「抱歉,我不擅長應付這種場合。」
同事顯得非常爲難,說道。
「求你了!我用盡了辦法,還是少一個人。對方那裏有我中意的一個女孩,我非常非常想見她。我們是朋友吧?所以,求你了!好不好?」
經不住同事的再三央求,我勉強地答應了。他說了我們是朋友這種話就無法拒絕了。什麽嘛!只要把它當作是普通的聚會不就行了。第一場結束后,馬上回家就行了。這次就當作是幫別人的忙吧。
同事帶著我來到了一家時尚的意大利餐廳,其他人都已經到齊了。幾乎都是不認識的人。最初有些緊張,不過慢慢地就融洽了起來,後來便十分熱絡了。我之前沒有參加過聯誼,也沒有經驗。開始想著「噢、原來也有這樣的啊。」的時候,我察覺到了有位女性一直看著我。對方是個大美人,而且似乎對我也沒有什麽惡意。因爲不能離開座位,也就不能好好的交談。所以,也沒怎麽留意了。隨後,同事提議換下座位。於是,她坐到了我對面的座位上。開始有些尷尬,交談之后,發現彼此的興趣愛好和想法非常契合。到了最後,我們已經旁若無人的非常熟絡了。
就在雙方相互交談了解中,聯誼時間結束了。出了餐廳后,我們一一解散。一群人分爲成雙成對的和最終還是形單影隻的。之後便是自由活動的時間了,這時她已經在我的身邊。緊緊地握住了我的手。於是,我也緊緊地回握著她。隨後,我們一同消失在深夜的街頭,共度了一夜良宵。
幾乎是一見鍾情。我也無法相信那是曾經如此膽怯的自己所為。我認定這是命運的相遇。除此之外不做他想。這種事世上多的是。當然,我做夢也沒有想到有一天會發生在自己身上。
我在這麽想的同時,也心中堅定地起誓,同樣的錯誤絕對不會再犯第二次。但是,爲此要怎麽做才行,我卻完全沒有方向。她的魅力甚至讓我忘記去思考這些問題。
我迷戀上了她。分分秒秒都想和她一起度過。如果可以的話,我想和她一起生活。正因爲有著這樣的想法,我拼命努力,竭盡全力騰出時間與她共處。她也如此希望著。她的愛情十分純粹。不管發生什麽事,她都會在我身旁。如果出了什麽事,不得不逃亡時,天涯海角她也會和我同去。就算我因爲犯罪而被関進監獄,她也會一直等著我。這麽种説法可能過於極端了,卻深深地打動了我的心。我甚至覺得真正能理解我的人出現了。
我的工作確實很忙,可是,不管多忙,只要處理得好就行了。只要工作時更有效利用時間,就能取得休假。還有,只要是她希望的,不管什麽我都會為她去做。沒能為前女友做的事,就用為現在的女友做事來補償吧。我腦中想的全都是她。
8 破局
しかし、それが間違いだったことに気づくのに、それほど時間はかからなかった。お互いにあまりにも冷静さを欠いていた。あまりにも夢を語りすぎて、現実から遠ざかっていたのである。
歯車はすぐにも狂い始めた。そして、突然止まった。待たしても破局を訪れようとしていた。
ある日僕がふっと現実と価値観の問題を口に出した時、恐らくだが、彼女は一瞬にして、夢から覚めてしまったのかもしらない。
「私が子どもだからいけないのね。」と彼女は言った。
僕はあえてそれを否定しなかった。なぜなら、このままずっと夢を見続けられるはずがないという僕の現実的な考え方が警告をはしっていたからだった。そして、「今度ゆっくり話し合う必要がある」と言った僕の言葉が急速に彼女を問う避けてしまった。それまで、会えない日でも毎日交わしていたメールの内容はおざなりになり、「会って話がしたい」という僕のメールに、彼女は「時間が欲しい」と答えてきた。
話し合う前に時間が欲しいというのはどういう意味だ。話し合ってからの方が時間が必要になるんじゃないのか?一方的と感じた彼女のメールに僕は「それはお互いに時間が必要になったということなのかな?」と返した。僕の精一杯の抵抗だった。このままでは、話し合う前に僕たちはダメになる。そういう意味を込めた、僕なりの警告をはしってつもりだった。
しかし、それ以来、彼女のメールはぷっつりと止んだ。
8 悲傷結局
然而,沒過多久,我就發現這是錯的。兩人太缺乏冷靜。說了太多的不切實際的夢想,漸漸遠離了現實。
齒輪開始脫節。隨後,突然停止了。就算等著,等來的恐怕也只會是悲傷的結局。
某日,當我忽然說出了現實和價值觀的問題時,也許就讓她在那一瞬間從夢中清醒了過來。
她說「因爲我太幼稚所以不行是嗎?」
我也完全沒有否認。因爲我現實的想法警告我,不能再這樣一直做夢下去了。於是,當我說「這次我們必須要好好談一下」時,她飛快的避開了我的問話。以往,就算是不能見面的日子,我們也會每天互發的短信的内容也變得敷衍了起來。我發短信說「想見面談一下」,她回復說「她需要時間。」
談話前需要時間,這是什麽意思?不是見面之後才需要時間吧?她的短信讓我感覺到了她的自私,我這麽回復了「你的意思就是説我們彼此都需要時間,是嗎?」這是我拼盡全力的抵抗了。照這樣下去,在談話之前我們就完了。包含著這層意義,我心中的警鈴再次作響。
然而,從那以後,我就再也沒有收到過她的短信。
9 限界
その直後だった、僕は過労で倒れた。朝になって気づくと、全身びっしょりと汗をかき、高熱に目が眩み、起き上がることさらできない。全く体の自由が利かなくなっていた。会社に電話を掛けようにも受話器に手が届かない。どうすればいいか考えるまもなく、そのまま気を失った。
気づいたらもう夜になっていた。体の状態はまるで変わっていない。あまりも苦しさに、このままでは死ぬのではないかとさえを思った。僕は震える手で携帯電話を探り合って、彼女の電話番号を押した。助けて欲しい一心だった。コール音が長く続く、「早く出てくれ!」と祈っているうちに、ルスバン電話に切り替わった。僕は声を振り絞った。
「僕…だけど。倒れて…動けなくなっちゃって。でも、君の声だけでも…聞きたいと…思ったから」
それだけ言うのは精一杯だった。心のどこかに、彼女が来てくれるという思いがあった。きっと、助けてくれるという期待があった。しかし、どれだけ待っても電話がかかってくる様子がない。「ルスバン電話に切り替わったのは、僕の電話に出たくなかったからなのか?」という思いがよぎる。
暫らくして、一通のメールが届いた。その内容は一瞬で僕を落胆させた。
「大丈夫ですか?早く治るように心から祈っています。」と。
僕はすぐさまメールを返した。
「具合がよくなったら、本当に君とちゃんと話がしたいと思っているんだ。」
それに対する返信はなかった。僕は絶望した。そして、例えこの体がどうなろうとも、彼女の元へ行かなければならないと思った。行ってどうなるものでもないことは分かっていた。でも、このままでは、二度と彼女に会えなくなる、二度と人が愛せなくなってしまう。僕の心は体以上に悲鳴を上げていた。
やっとの動いて、家を出たものも、歩くことさえままならない。タクシーを捕まえようとしても、なかなか来ない。そればかりか、やっと来たと思っても、僕の様子を見て不思議を思ったのか、目の前を無調に走り去っていく。もう、何所をどう歩いているか分からない。道路脇の辺にかじりつき、伝うように歩いていたが、もう限界だった。僕はそのまま意識を失った。
9 極限
就在那之後,我因爲過度勞累而病倒了。到了早上才發現自己已經全身大汗淋漓,因爲高燒而頭暈目眩,甚至連身下床都辦不到。身體完全不聼使喚。想打電話去公司卻連電話也夠不到。正想著該怎麽辦才好,卻漸漸失去了意識。
清醒時已經是晚上了。身體的狀況一點也沒有好轉。實在太過痛苦,我甚至想,我會不會就這麽死了。我用顫抖的手摸索著手機,按下了她的電話號碼。我一心只想求助。通話音一直持續地響著,就在我祈禱著「快點接電話」時,通話轉到了留言信箱。我聲嘶力竭地說道。
「是……我。我病倒了……無法動彈。但是,我……只想……聼聼……你的聲音。」
說這些話已經是竭盡全力了。在心中的某處,想著她會來。期待著她一定會來救我。可是,不管怎麽等,都不像會有電話打進來的樣子。一個念頭滑過心頭,「轉到留言信箱是因爲不想接我的電話吧?」
不久,我收到了一封短信。短信的内容,瞬間讓我心灰意冷。
「你沒事吧?我會在心裏祈禱,願你早日康復。」
我立即回復了短信。
「等身體好了,我真的想好好跟你談一下。」
她沒有回復。我絕望了。於是,我想不管身體會變得怎樣,我也一定要到她那裏去。我很清楚就算去了也是徒勞。但是,如果這樣下去,我就再也見不到她了,再也不能愛上任何人了。心中的哀鳴更甚於肉體的痛苦。
終于能動了,走出了家門,卻連走路也沒法辦到。想叫出租車,車卻怎麽也不來。不僅如此,看著車終于來了,或許是司機看了我的樣子覺得不可思議,在我面前就這麽揚長而去。我已經不知道走到了那裏,也不知道是如何走到的。我貼著路邊,照著別人說的走著,但是,已經到了極限了。我就這樣失去了意識。
10 ふしぎ工房
どのくらい時間が経ったのか?薄ら目を開けると、薄暗い倉庫の中に横たわっている自分に気づいた。
不意に、「大丈夫?」という明らかに幼い少女の声が聞こえた。顔を持ち上げると、女の子が僕をきょとんとした顔で覗き込んでいるのが見えた。
「ここはどこ?」
少女は「ふしぎ工房よ!」と答えた。
「僕はなぜここに?」
ふしぎ工房と聞いても、ピント来ない。それより、どうして自分がここにいるのかが知りたかった。しかし、少女はそれには答えずに。
「ここはね、幸せを売っているお店。私はお留守番してるの」といった。
「幸せって」
熱に浮かされ、ぼんやりした頭ではもうそれ以上聞き音がない。渇すんだ目では少女の顔形さえはっきりしない。お遊びなのか、真面目なのか、それすれ判断できない。ぼんやりしていると、少女がまた言った。
「あなたも幸せを買いに来たんでしょう?」と
それを聞いて、途端に涙が溢れた。このどうにもならない状況で、心まで悶え苦しんでいる僕にとっては、とてつもなく、大きな意味がある言葉だった。
「幸せに…なりたい…」僕は嗚咽を上げながら呟いた。
するっと、少女は「大人なのくせに、泣いちゃダメよ。」と言いながら。紙と鉛筆を差し出した。ここに願いを書けという。
これはきっと夢なんだなと思った。だったら、少女の指示に素直に従おうと思った。差し出された『注文書』と書かれた紙に、僕は「幸せになりたい」と震える手で書いた。
少女はそれを受け取ると「お代は後払いの成功報酬ね。」といった、にっこりと笑えた。
そのぼんやりとしか見えない笑顔を見ながら、僕は再び気を失った。
10 不可思議工房
過了多久了?我微微睜開雙眼,發現自己正躺在昏暗的倉庫中。
突然,我聽到了輕快地年幼女孩的聲音,「你沒事吧?」擡起頭來,我看到了一個小女孩呆呆地窺視著我的臉。
「這是哪裏?」
女孩答道「是不可思議工房呀!」
「我爲什麽會在這裡?」
就算聽到了不可思議工房,我也完全不知道是哪裏。而且,我更想知道自己爲什麽會在這裡。可是,女孩根本不回答我。
她說「這裡啊,是出售幸福的店哦。我是留下來看店。」
「幸福…」
由於發燒,昏昏沉沉的除了這句話什麽也沒有聼清。乾澀的雙眼連女孩的臉也看不清楚。我也無法判斷這到底是遊戲還是認真的。就在我發呆的時候,女孩又説話了。
她說「你也是來買幸福的吧?」
聽到這句話,我突然流下了眼淚。在這個不知所謂的情況下,這句話對於心中鬱悶痛苦難當的我來説,有著無可比擬的重大意義。
「我想…獲得幸福…」我哽咽著低聲說道。
於是女孩一邊說著,「都是大人了,哭可不行哦。」一邊取出了紙和鉛筆。說在這上面寫下心願。
我覺得這一定是在做夢。所以,想就乖乖的按照女孩的話去做吧。我用顫抖的手在給我的那張寫著『訂單』的紙上,寫下了心願。女孩收下了訂單,微微一笑,說「報酬在事情成功之後再支付哦。」
看著那張模糊不清的笑臉,我再次失去了意識。
11 恋愛に向いてない…
鳥の声で目が覚めたら、はっとして周り身を見渡すと、そこは自分の部屋だった。何時の間に帰ってきたんだろう?茫として考えていると。「大丈夫ですか?」という女性の声が聞こえて驚いた。声をする方に頭が持ち上げると、会社の後輩の女の子がエプロン姿で立っていて、二度驚いた。
彼女は僕の側に腰を下ろすと、このまでの経緯を語ってくれた。僕が会社を無断欠勤したこと。何度連絡をいれても電話に出ないこと。心配になって上司に相談し自宅まで様子を見に来たこと。部屋の鍵は開いたままで、中で僕が倒れていたこと。びっくりして、救急車を呼び病院に運んだこと。一昼夜点滴を受け、昨晩家にタクシーで連れ帰ってきたこと。
「そうなのか?」
すると、僕は二日間も意識がなかったことになる。おとといの晩、家を飛び出したことや少女に出会ったことも夢にすぎなかったのか?そんなことを考えていたら、彼女の「すみません」っという声が聞こえた。
「えっ?」僕が不思議そうな顔をすると、彼女は少し恐縮した面持ちで、病院に行くときに替えの下着を持ち出したや、戻ってきてからも勝手に掃除や洗濯をしてことについて、僕に謝った。
「そんなこと…寧ろ、僕の命の恩人じゃないか?」
そう言ってあげると、彼女も安心した顔になり「よかった!」と顔を綻ばせた。そして、「ちょっと待っててください」と言って、台所に立つと、お粥と突合せを運んできた。僕が寝ている間に用意してらしい。
「おっ!ありがとう。」
考えてみたら、彼女はこの二日間、僕に就ききりだった訳で、それだけでも、十分大変だったろうと思う。ろくに寝てないに違いない。感謝の気持ちで一杯になった。
後片付きを済ませると、彼女は「これから出社しますけど、お昼の分も用意してありますので、レンジで温めて、ちゃんと食べてくださいね。」と言って。帰り自作を始めた。「帰りには夕飯の支度をしに、また予定いいですか」と僕に聞いた。
「あっ…うんっ!頼んでもいいのかな?」
彼女は「はい!」と元気な返事をして出でいた。本当にいい子だっと思った。
お昼になって、用意してもらった昼食を食べてから、ちょっと散歩しこようという気になった。体の調子も大分良い。少し外の空気に当たりたくなった。
暫らく歩いてから、近くの公園のベンチに腰掛け、ぼうと空を見上げた。よく晴れ渡ったいい天気だった。これまでの事を少し考えてみる。
あの晩彼女に電話を掛けたことは果たしてよかったのだとうか?それ以前に、僕たちの関係はもう終わっていることは分かっていたはずだ。でも、病気で苦しんでる中、もしかしたらという淡い期待があっても当然じゃないか?彼女が来てくれさえすれば、きっと僕たちはやり直せだっと思う。いや、そう考えるのは予想。それでは彼女を責めることになる。そこまで彼女を追い込んだのは、きっと僕なのだから。
やっぱり、僕は恋愛には向いてないかもしれない。二度経験すれば、自ずと分かる。もう誰かを愛することはやめよう。傷つき、傷つけあう関係はこれでおしまいにしよう。もう大分疲れてしまった。それでも、彼女達には幸せ欲しいと思う。この先不幸な人生を歩もうなら、その責任の一端は僕にあることになるかもしれない。それだけはなって欲しくない。
11 不適合戀愛……
聽到鳥鳴聲,我睜開眼,急忙環顧四周,發現這裡是自己的家。我是什麽時候回來的?就在我呆呆地思考時,突然聽到的女聲讓我吃了一驚,「你沒事吧?」。我向發出聲音的方向擡頭看去,再次被穿著圍的公司後輩女孩的樣子嚇了一跳。
她在我身邊坐下,將發生的事一一娓娓道來。先是我無故曠工。然後她不管怎麽打電話就是沒人接。因爲擔心我而去找上司商量,隨後來到我家看看我的情況。發現門開著,而我倒在家裏。她嚇了一大跳,急忙叫了救護車將我送到醫院。我打了一天一夜的点滴,她昨晩才乘出租車把我帶回了家。
「是這樣嗎?」
也就是說,我已經昏迷了兩天了。前天晚上,我從家中飛奔而出以及遇到那名少女的事都不過是一場夢罷了?正想著這件事,聽到了她說了句「對不起。」。
「嗯?」
看著我一臉的不解。她的神色稍微有些惶恐。她去醫院時拿了些換洗的衣物,回來時擅自替我打掃了房間和洗了衣服,爲此她向我道歉。
「別這麽説……相反,你可是我的救命恩人呢?」
我這麽對她說,她也顯得安心了,舒展了容顔,說著「太好了」。隨後,她說「請稍微等一下哦」,去廚房端來了粥和餐具。似乎是在我睡着的時候準備好的。
「啊!謝謝。」
仔細想想,這兩天為了要一直要照看我,她大概也累得夠嗆了吧。一定沒有好好睡過覺。我心中充滿了對她的感激之情。
收拾完一切後,她說著「我接下來要去公司上班。午飯我已經準備好了,你用微波爐熱一下就行,一定要記得吃哦。」然後,開始收拾準備回去了。她又問我「我回來時,再替你準備好晚餐的材料,行嗎?」
「啊……嗯!那就拜托你了,行嗎?」
她很有精神的回答我「好!」。她真的是很好的女孩。
到了中午,我吃完了替我準備好的午餐,想去散一下步。身體已經好的差不多了,也該呼吸一下戶外的新鮮空氣了。
走了一段之後,我在附近公園的長凳上坐下,看著天空發呆。真是晴空萬里的好天氣啊!我回想起至今發生的所有事。
那晚,給女友打電話這件事,到底做得對不對。在那之前,我應該很清楚我們的關係已經結束了。可是,當人在承受病痛時,會抱有「如果萬一」這種存有一絲期待的心態,不也是理所當然的事嗎?我想如果她來了的話,我們一定能重新開始。不,這不過是我的想象。我卻因此而責備她。是我將她逼到了這種地步。
果然,我也許真的不適合戀愛。兩次戀愛都是因爲自己而導致分手。我不要再愛上任何人了。既受到傷害又互相傷害的這種關係還是結束吧。我已經很累了。即便如此,我也希望她們能獲得幸福。如果今後她們走上了不幸的人生之路,罪魁禍首之一或許就是我。只有這,是我不願意看到的。